オフィスクラングの海外音楽ツアー

高橋舞と巡るヨーロッパの旅

作曲家ゆかりの地を巡り、作曲家をより身近に感じて頂くツアーです。
作曲家が住んでいた家や勤めていた場所、通っていたレストラン
また歴史的に貴重な楽器が展示されている楽器博物館などを周ります。
すべての音楽関連施設では高橋舞による解説があります。
オプションで本場のコンサート、オペラも鑑賞します。
高橋舞セレクトによるヨーロッパならではの演目をお聴きいただきます。

2018年5月7日から「高橋舞と巡る音楽の旅~ハンガリー・ウィーン編~」を実施しました。
ハイドンゆかりのフェルトゥード、アイゼンシュタット、ウィーン
リストゆかりのライディング、ショプロン、ブダペストの他
マルトンヴァーシャール、ミュルツツーシュラーク、ペルヒトルツドルフを周り
バルトーク、ベートーヴェン、ブラームス、ヴォルフゆかりの場所を訪ねました。
ウィーンの楽友協会でのウィーン・フィルのコンサート
ウィーン国立歌劇場でのオペラ、リスト音楽院でのコンサートをを鑑賞しました。
※このツアーでは、すべての作曲家ゆかりの場所で、高橋舞の解説が付きます。
※「高橋舞の新音楽セミナー“聞けば、聴くほど”」「高橋舞の六本木音楽セミナー」
 「桐朋講座」のいずれかを定期受講されている方が対象となります。

  

ツアーレポート

2014 年 5 月「ウィーン・ザルツブルクの旅」

ウィーン 1 日目


新王宮古楽器博物館でモーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス等ゆかりの楽器を見学しました。 作曲家が楽器からどのような影響を受けて作曲したか解説させて頂きました。モーツァルト・ハウス・ウィーンにも立ち寄りました。

モーツァルト、ベートーヴェンのサインの残るウィーンで最も古いレストランでランチを。

有名な楽譜店「ドブリンガー」にご案内し、自筆譜のファクシミリばかりが集められたコーナーをご紹介しました。 珍しい作品や、日本語訳されたベートーヴェンの遺書なども売っています。
 夜は楽友協会ブラームスザールのルカ・ピサローニの歌曲コンサートへ。 地元の熱心な愛好家ばかりのコンサートを堪能しました。歌曲はウィーンでは馴染み深いジャンルで、 一年に何組ものアーティストでチクルスが組まれています。ぜひご紹介したいジャンルでした。 日本でも事前に曲目や演奏者について解説し、当日ホールに向かう前にも簡単な解説をしました。

ウィーン 2 日目

 専用バスにてハイリゲンシュタットを周りました。 ベートーヴェンの遺書の家、ベートーヴェンの小径、エロイカハウスなどを見学し、すべてのスポットで解説をさせて頂きました。 ランチはベートーヴェンが滞在して第九を作ったというホイリゲへ。 ベートーヴェンに浸った一日でした。
 夜はコンチェルトハウスにてハーゲンカルテットの演奏会へ。室内楽も非常にコアなファンの多いジャンルで、 地元出身で世界的評価を得ているカルテットを聴きました。もちろん演奏家、プログラムについては事前に解説しました。

ザルツブルグ 1 日目

 専用バスにてザルツブルクへ。モーツァルトの生家やモーツァルトの勤務地の大聖堂や青年期の住居を見学しました。 すべてのところで解説させていただきました。 さらに父レオポルトと妻コンスタンツェのお墓や、姉ナンネルのお墓も訪問。 モーツァルト夫妻と父レオポルトとの関係や、モーツァルト亡き後のモーツァルト家の騒動などについてもお話しました。 ランチには有名レストランで、オーストリア名物の春の味覚、白アスパラガスを頂きました。

夜は希望者でモーツァルテウム音楽大学を見学。教授のご好意で当日開催されていた音大のコンサートを鑑賞しました。

ザルツブルク 2 日目→ザンクト・ギルゲン、アッター湖へ

 専用バスにてザンクト・ギルゲンを見学。モーツァルトの母と姉ナンネルとのゆかりの深い場所です。快晴の中、風光明媚な地を楽しみました。 その後アッター湖へ移動し、マーラーの作曲小屋を見学しました。 バスの中でマーラーについて色々解説させて頂きました。ランチはマーラーも滞在したホテルで名物料理を頂きました。

その後ウィーンに戻り、夜は楽友協会大ホールにてバロック音楽を鑑賞。曲目解説に加え、ホールについてもお話させて頂きました。

ウィーン 3 日目

 シューベルトの最期の家、生家、シューベルトのオリジナルのお墓、 さらに魔王を作曲したところ、洗礼を受け作曲家・指揮者として華々しくデビューしたリヒテンタール教会などを、専用バスを使って行きつくしました。 最期の家ではピアノを弾かせてもらい、シューベルトが使っていた棚は、引き出しなどを開けてもらいました。 シューベルトを間近に感じることのできる 1 日でした。すべてのスポットで、細かく解説させていただきました。
 さらに分離派会館にあるクリムトによるベートーヴェン・フリースを見学。 世紀末ウィーンの文化について、マーラー、クリムト、フロイト、そしてベートーヴェンというキーワードで解説しました。 ランチはウィーンの台所、ナッシュ・マルクトにて。
夜はウィーン国立歌劇場にてオペラ鑑賞しました。事前に物語や、作曲家について解説してありますが、当日は劇場の見学もしました。

参加者からの声

  • シューベルトの生い立ちを辿って、生まれた場所と亡くなった小さな部屋を見学。その場で先生の解説を伺い、 その場所で作曲した曲を聴いて、最後のシューベルトの胸の内が分かる様な感動を覚えた。
  • 先生のセレクトで行った歌曲の夕べや室内楽は、お互いの息遣いが聞こえる様なしっとりした雰囲気の会場で 現地のコアなファンの中に入りじっくりと楽しむ事ができ、貴重な体験だった。
  • 演奏会は座席のセレクトや参加不参加が自由に選べて、体調と相談しながらチョイス出来たのでとても満足だった。
  • ベートーヴェンが散歩したベートーヴェンの小道は昔のままの川のせせらぎが有り、散歩を楽しんだベートーヴェンが身近に感じて、楽しいひと時だった。
  • 実際にモーツァルトやベートーヴェンが弾いた本物の古楽器を、時代を追って見学した事で、楽器の進歩の過程と作曲家の曲作りがしっかりリンクしている事が分かり興味深かった。
  • オペラやオーケストラは事前に日本で解説を聴き、当日演奏会の前にも聴きどころなどを聞いてから演奏会に臨む事ができ、感動が深まったと思う。
  • 作曲家が暮らした場所で美味しい食べ物や飲み物を頂いて、作曲家をより身近に感じて、楽しいひと時でした。